休暇に持っていくなら紙の本、Kindle、それともオーディオブック?
休暇の荷造りは、いつも同じ悩みで終わります。本は何冊入るか、どれを家に置いていくか。Kindleのような電子書籍リーダーなら、この悩みはすぐに解決します。何百冊も入るのに、小説1冊より場所を取らないからです。それでも紙の本には紙ならではの魅力がありますし、オーディオブックにはどちらにもできないことができます。目と手がふさがっているときでも、本を読み進めてくれるのです。
私はこの3つをすべて使っています。この記事では、どんなときに何を持っていくか、リーダーで気をつけたいこと(バックライト、読書灯、電池、水と砂)、そして日本語の電子書籍をKindleで読む方法を書きます。

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休暇に何を持っていく?場面別の早見表
それぞれの場面に、私がいちばん向いていると思うものを挙げました。KindleはAmazonの検索ページへ(アフィリエイトリンクです)、紙の本とオーディオブックはこの記事の続きへ移動します。
- ビーチ、レジャーシート、デッキチェア ビーチ、レジャーシート、デッキチェアKindle画面がスマホのように光らず、直射日光の下でも読める
- 飛行機、機内持ち込みの手荷物 飛行機、機内持ち込みの手荷物Kindle小説1冊ほどの重さのリーダーに何百冊も入る
- 長い休暇、どんどん読み進める 長い休暇、どんどん読み進めるKindle1冊読み終えても、次の本がもう待っている
- ハンモック、雨の午後 ハンモック、雨の午後紙の本紙の香り、ページをめくる感触、充電もいらない
- 荷物をシートに置いて泳ぎに行く 荷物をシートに置いて泳ぎに行く紙の本高価な機器を見張っていなくていい
- 夜、明かりを消したあと 夜、明かりを消したあとオーディオブック目を閉じたまま聴けて、隣の人を照らさない
- 車での長距離移動 車での長距離移動オーディオブック家族みんなで同じ物語を楽しめる
- 自転車、散歩、掃除 自転車、散歩、掃除オーディオブック手も目も空いたまま、本は先へ進む
休暇にKindle:1台に何百冊もの本
休暇中のリーダーの最大の長所はシンプルです。何百冊もの本を持っていけて、スーツケースの中では薄いノート1冊分の場所しか取りません。Amazonは16 GBモデルについて「数千冊」入ると説明しています。どの3冊を連れていき、どれを家に置いていくか、悩む必要はありません。
重さの違いもはっきりしています。メーカーによると、2026年発売の無印Kindleは140グラム、2024年発売のPaperwhiteは211グラムです(Amazonによると、2026年発売の新しいPaperwhiteはさらに軽くなっています)。分厚いペーパーバックの小説は1冊250〜300グラムになることもあり、2週間の休暇に5冊持っていけば、それだけで荷物が1キロを超えることも珍しくありません。
しかも、どこでも読めます。ビーチのシートの上でも、プールサイドのデッキチェアでも、ハンモックでも、空港や機内でも。電子ペーパーの画面はスマホのように自ら光るのではなく、紙と同じように光を反射します。そのため直射日光の下でも照り返しに邪魔されず、くっきり読めます。
- 1台に何百冊も入り、出発前に本を選ぶ必要がない
- 無印Kindleは分厚い小説1冊より軽い
- 直射日光の下でも照り返しがなく読みやすい
- ビーチで1冊読み終えたら、すぐに次の本を開ける
- Paperwhiteは防水(IPX8)
- 安くはない機器なので、ビーチでは目を離せない
- 充電が必要:メーカーは数週間と書いているが、1日30分の読書が前提で、休暇中はもっと長く読む
- このページのリンク先はamazon.com(米国)。日本では端末もKindle本もamazon.co.jpで買うのが一般的
- ほかの電子書店でDRM付きで買った本はKindleでは読めない(詳しくは後述)
水、砂、暑さ
Kindle Paperwhiteは防水です(IPX8等級)。Amazonが示している試験結果は真水でのもので、水深2メートルに60分間です。海水と砂は、リーダーにとってそれ以上のリスクになります。海水に濡れたり砂がついたりしたら、拭き取っておき、濡れたタオルにくるんだままにしないほうが安心です。
リーダーを日なたのシートの上や、熱くなった車内に置きっぱなしにしないでください。泳ぎに行くときは、バッグにしまって日陰に置いておきましょう。
Kindleはバックライトなし?あり?目と読書灯と電池の話

バックライトなしのKindleは、私にとってとても快適です。一日中パソコンに向かって仕事をした後の夜でも、目がまったく疲れません。画面そのものが光らないので、紙のページを読んでいるような感覚です。
ただし、バックライトなしで夜に読むなら、紙の本とまったく同じで読書灯が必要です。バックライトがあれば読書灯はいりませんが、そのぶん電池の持ちは短くなります。Amazonは電池の持ちを、1日30分の読書、Wi-Fiオフ、ライトの明るさ13という条件で示していて、使い方によって変わるとも書いています。
バックライトのないKindleは、もう新品では買えません。ライトのない最後のベーシックモデルは2016年の第8世代Kindleで、2019年以降の新モデルにはすべてライトが付いています。それでも新しいリーダーでライトを最小まで絞り、読書灯の明かりで読めば、バックライトなしのリーダーと同じように使えます。ライトのない旧モデルは、中古ならまだ見つかります。
| バックライトなし(またはライト最小) | バックライトあり | |
|---|---|---|
| 夜 | 読書灯が必要 | 読書灯はいらない |
| 電池 | 長持ちする | 短くなる(明るいほど短い) |
| 昼間のビーチ | 紙のページのように読める | ライトは不要なのでオフにできる |
| 隣で人が寝ているとき | 読書灯がじゃまになることも | 光るのは画面だけ |
小規模ながら、同じ方向を示す研究もあります。2013年にPLOS ONEに掲載された研究では、電子ペーパーで読んだときの目の疲れは紙とほぼ同じで、タブレットの明るい液晶画面では明らかに大きくなりました。比べたのは電子ペーパーと紙とタブレットで、ライトあり・なしのリーダー同士ではありません。参加者も十数人だけなので、確かな証拠というより、私自身の実感を裏づけるものとして受け止めています。
紙の本:紙の香りと、充電いらずの気楽さ

リーダーにどれだけ長所があっても、紙の本には紙の本の魅力があります。紙の香り、ページをめくる音、しおり、そして残りがどれくらいかひと目でわかるページの厚み。古い本の香りは気のせいではありません。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの化学者たちが2009年に、紙が古くなる過程で放出するさまざまな化合物の混ざり合ったものだと説明しています。
休暇中の紙の本には、とても実用的な長所もあります。充電がいりません。シートの上に置いたまま泳ぎに行けますし、万一なくなっても損失はわずかです。読み終えた本は人に貸したり、ホテルの本棚で交換したり、宿に置いて次の宿泊客に残したりもできます。
では、紙のほうが内容をよく理解できるのでしょうか。54件の研究をまとめた2018年の大規模な分析では、説明的な文章では紙のほうが有利という結果でしたが、物語の文章だけを見ると差は見つかりませんでした。休暇に読む小説なら、自分が読みやすいほうを選んでかまいません。
- 紙の香りとページをめくる感触
- 充電がいらず、電池切れもない
- シートの上に置いていっても惜しくない
- 貸したり、交換したり、ホテルに置いていったりできる
- 重くてかさばる:数冊でスーツケースが1キロ重くなる
- 最後の1冊を読み終えたら、もう読むものがない
- 夜は読書灯が必要
- 一度濡れたページは、ずっと波打ったまま
オーディオブック:夜に、車に、自転車に、掃除のおともに

夜、リーダーと読書灯の代わりになるのがオーディオブックです。明かりを消し、目を閉じて聴くだけ。隣の人を照らすこともありません。
オーディオブックは車や自転車でも大活躍します。最大の長所は、聴きながらほかのことができる点です。長距離のドライブ中でも、自転車で通勤しながらでも、家の掃除をしながらでも。本は先へ進み、どうせ過ぎていく時間が読書の時間に変わります。
出発前に、オーディオブックをアプリにダウンロードしておきましょう(Audibleもaudiobook.jpも、事前にダウンロードしておけばオフラインで再生できます)。山の中や船の上、電波の弱い海外でも、インターネットなしで本を聴けます。
私はポーランドに住んでいて、散歩や自転車のときは毎日、耳をふさがない骨伝導イヤホンを使っています。自転車に乗っていても、車やほかの自転車の音がちゃんと聞こえます。ただし日本では、多くの都道府県の規則で、イヤホンなどで周りの音が聞こえない状態で自転車に乗ることが禁止されています。自転車で聴くなら骨伝導でも音量は小さくし、周りの音が聞こえるかを必ず確かめてください。
日本語の本をKindleで読むには
Kindleは日本語の本も問題なく表示できますし、メニューも日本語で使えます。あとは本をリーダーに届けるだけです。使える方法は次の3つです。
- Kindleストア(amazon.co.jp):日本語のKindle本はここで買うのが基本です。買った本はリーダーのライブラリに届き、リーダーから直接買うこともできます。
- Kindle Unlimited:amazon.co.jpの読み放題サービスで、Amazonによると500万冊以上が対象です。対象の本は、Kindleリーダーでもそのまま読めます。
- Send to Kindle(Kindleにドキュメントを送る):DRMのかかっていないEPUBファイルなら、メール、Amazonのウェブページ、アプリからリーダーに送れます。Koboなどほかの電子書店の本は多くがDRMで保護されていて、Kindleには送れません。
出発前に、家のWi-Fiにつながっているうちに本をリーダーに入れておきましょう。ビーチにはWi-Fiもパソコンもありません。
休暇にはどのKindle?あると便利なもの
この記事は、誰かからお金をもらって書いたものではありません。「Amazonで見る」ボタンはアフィリエイトリンクで、何か購入されるとBookRankに少額の紹介料が入りますが、ここに書く内容は変わりません。リンク先はamazon.com(米国)です。日本ではamazon.co.jpで買うのが一般的です。以下はモデルのランキングではなく、機器の種類の紹介です。
- Kindle(無印、6インチ)向いている場面: リュック、飛行機、昼間の読書いちばん軽いモデルで、2026年発売のプラスチック版は140グラム。ライトは付いていますが、暖色ライトはありません。メーカーによると、1日30分の読書で電池は最大6週間持ちます。防水かどうかはモデルによって違うので、商品ページで確認してください。Amazonで見る →
- Kindle Paperwhite向いている場面: ビーチ、デッキチェア、夜の読書防水(Amazonの試験は真水でのもの)、大きめの7インチ画面、夜にうれしい暖色ライト付き。メーカーによると、1日30分の読書で電池は最大12週間持ちます。Amazonで見る →
- クリップ式読書ライト向いている場面: バックライトなしのリーダーや、ライトを最小にして読むときリーダーのカバーや本にはさんで使い、主にページを照らします。Amazonで見る →
- Kindle Paperwhite用カバー向いている場面: ビーチバッグ、スーツケースバッグの中で砂や傷から画面を守ります。カバーは特定のモデルと世代にしか合わないので、自分のリーダーに合うか必ず確認してください。Amazonで見る →
休暇に何を読む?
休暇用の本を探しているなら、読者の評価付きの新刊、ジャンル別のランキング、気分に合わせて本を選べる本の検索ツールをのぞいてみてください。車での長旅には何巻も続くシリーズがいちばんです。シリーズの読む順番もまとめてあります。
よくある質問
Kindleはビーチで使えますか?
はい。電子ペーパーの画面は直射日光の下でも読みやすく、Kindle Paperwhiteは防水です(IPX8、真水での試験)。海水に濡れたり砂がついたりしたら、拭き取って、日なたに置きっぱなしにしないようにしましょう。
Kindleには何冊入りますか?
Amazonは16 GBモデルについて、数千冊入ると説明しています。休暇中なら、実質的に制限はないと考えてかまいません。
バックライトなしのKindleは目が疲れますか?
私の場合は疲れません。一日中パソコンに向かった後でも、目は楽なままです。ただし夜は、紙の本と同じように読書灯が必要です。
Kindleのバックライトを使うと電池の持ちは短くなりますか?
はい。Amazonは電池の持ちを、1日30分の読書とライトの明るさ13という条件で示しており、明るくするほど短くなります。その代わり、バックライトなしなら読書灯が必要です。
バックライトのないKindleを新品で買えますか?
買えません。ライトのない最後のベーシックモデルは2016年の第8世代Kindleです。新しいリーダーでも、ライトを最小まで絞って読書灯の明かりで読めます。
日本語の電子書籍をKindleで読むには?
amazon.co.jpのKindleストアで買うか、Kindle Unlimitedの読み放題を使います。DRMのかかっていないEPUBファイルなら、Send to Kindleでリーダーに送ることもできます。
休暇には紙の本とリーダー、どちらがいいですか?
ビーチや飛行機ならリーダー。何百冊も入って、重さは小説1冊ほどです。紙の香りや、電池切れも見張りも気にしなくていい気楽さを大事にするなら紙の本。夜、車、自転車にはオーディオブックです。