
イタリア紀行
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編集部より ゲーテは1786年9月、37歳のときにカールスバートをひそかに発ち、1788年5月までイタリアに滞在した。大半はローマで、ナポリとシチリアへの旅をはさむ。本になったのは約30年後の1816年と1817年で、当時の日記と手紙をもとに書き直されている。子どもの頃からイタリアを見たかった人の旅行記である。ヴェローナ、ヴィチェンツァ、ヴェネツィア、ローマ入城、ヴェスヴィオ山、パエストゥムのギリシア神殿、パレルモの庭園、そしてその合間に、ヴァイマル宮廷の職務から逃れ、自分は画家なのか作家なのかを決めようとする一人の男がいる。美術と並んで岩石や植物についての長い記述が続く。
この本について
イタリア紀行 は、18・19世紀のワイマール・ドイツの詩人・ゲーテによる旅行記で、1816~29年刊。1786年から88年にかけてのイタリア旅行後に、約28年を経て書き始めたものである。イタリアで触れた美術や自然、宗教、人々などの様々な事柄について、滞在中の書簡や日記などをもとにまとめた自伝的作品。